チャウチャウのブリーダー Wong Chow Chows




*チャウチャウの歴史やスタンダードをご紹介*





約B.C.150年頃(漢朝)の浅彫りが発見され、
これがチャウチャウをその時代の猟犬として位置ずけられました。
そしてチャウチャウの歴史は、これ以前にさかのぼるものと思われます。
これは犬として最も古いタイプの一つと信じられています。

チャウチャウは、チベットの古いマスチーフとシベリア北方からのサモエドとの交配により出来たと言う説と、
基本的な犬種の一つであり、サモエド、ノーウエルジャンエルクハウンド、キースホンド、ポメラニアンの
先祖の一つであると主張する二つの説があります。
この議論をもたらすのはブルーブラックの舌を持つ世界で唯一の犬種であることからです。

中国では、数世紀にわたり主要な猟犬として使われてきました。
特に唐・清朝の皇帝に愛好され、チャウタイプのハウンドが何百何千と飼育されました。
現在でも中国の一部(蒙古・雲南)では狩猟に使われているようです。

チャウの原産地は、中国北方です。
呼び名も各地で色々と異なり、狼犬・熊犬・黒舌犬・広東犬等。

西洋で始めてチャウの事を記した物は、イングランド・セルボーンの教区牧師
ギルバート・ホワイト師が発表した”セルボーンの博物誌と古器物”です。
1780年東インド会社の船で広東から一つがい連れて来たのはギルバートの隣人でした。

イギリスの輸入は1880年まで始まりませんでした。
ビクトリア女王が、この犬種に興味をもたれたのがきっかけとなり人気が出ました。

アメリカのドックショーで出陳されたのは、1890年ウエストミンスター展に
ミスA.C.ダービーが所有していたタキァと言うチャウが雑の部で3席を受賞しました。

1901年以降着々と進歩し今日のようになりました。






(内容に付きましては多少簡略化しています)


【 一般外貌 】

どっしりとした、コビータイプのパワフルな犬。
活発で警戒心強く、発達した筋肉と完全なバランスを有し、体は正四角型。


【表情】

威厳のある貴族らしい、苦い顔。


【頭部】

サイズに比べ大きくどっしりとしている。
広く平たい頭蓋、目の下は張って、適度なストップがある。


【口吻】

頭骨に比べ短い、目から鼻先までは幅広い、
口深も同様に深い、口唇はやや豊かでかぶさる。



【 歯 】

力強く、歯列良く、シーザーズバイト


【 舌 】

ブルーブラック


【 鼻 】

大きく、幅広く黒である。


【 目 】

暗く、奥目で適当な大きさ、アーモンド型


【 耳 】

小さく、先端がやや丸く、硬い動きをする。
幅広く、頭蓋の上に付く、付きはやや前傾している。


【 胴 】

短くコンパクト。


【 首 】

強く、充実し、肩によく座っている。


【 肩 】

筋肉たくましく、やや傾斜している。


【 胸 】

幅広く、深く、筋肉たくましい。
胸の狭いのは重大な欠点である。


【 背 】

幅広く、力強い。


【 尾 】

上に付き、背に接して保持し、はじまりは背筋の線に続く。



【 前肢 】

まっすぐで、骨太でアップライトパスターンである。


【 後肢 】

直飛節で、筋肉たくましく骨太である。


【 足 】

引き締まり、丸く、猫足。
パットは肉厚である。


【 歩様 】

独自的である、歩幅短く、竹馬歩様をなす。


【 被毛・毛色 】

豊富で密でまっすぐで開立している。
ソリッドカラーである。





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